その男はトランクと手帳を片手に旅をしている。
旅の目的は物語の蒐集。
旅先で出会ったヒト、モノ達の話を聞いて歩いてはガラスドームに詰め込んでいく。
ガラスドームの中に広がるのは誰かの記憶であり、思い出であり、とっておきの場所である
――これは、そんな男のトランクケースである。
◆お品書き
*幻想ガラスドーム
・ドラゴン
・剣
岩の合間で待っている。
次の使い手。共に生きる誰か。
平和なほうがいいに越したことはないけれどねぇ。
・廃バス
森の中で出会ったもの。
ひっそりと木々に埋もれゆくバスが見る夢は――。
バスの傍ら、寄り添うように鎮座するのはハーキマーダイヤモンド。
ひそやかな眠りを誘うように暗闇でほんのり青く光ります。
・妖精の庭
記憶の底の小さな友達
昔は、ずっとそこにいて
昔は、一緒に遊んだのだけれど
今はもう会えない
・月
夜と朝の合間を
ぷかぷか揺らぐ月の記憶
・夢の種
しっかりとした形になるような、ならないような
ぼんやりとしてあいまいな物語の源
*流星グラス
妖精から友情の証に送られた魔法のかかったグラス。
新月の夜、水をいれて窓辺に置きましょう。
中の水が光ると流れ星を集めることができるといいます。
ごくまれに、妖精もやってくるようです。
*流れ星のピン
<流星グラス>で集めた星でできたピン。
持っていると物語を引き寄せてくれる。物語を聞いた相手に贈っている。
納品予定でしたが、持っていくのを忘れてしまいました。
ごめんなさい。
*導きの装身具
貴方の彷徨のお供にこんなシュシュはいかがでしょう?
見たことのない地図を使用した装飾具です。
これをつけて歩くとコンパスが進むべき道を教えてくれると云われています。
◇展示物
*幻燈ランプ
*鳥人の冒険者たち
骨になってしまった弟をもとに戻す方法を探している兄弟。
さまざまな道具が集まると聞いて空想彷徨道具展にやってきたようだ。
(オリジナルRPGXからの友情出演)
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